暑いですね!正直それ以外の挨拶が思いつかない程度の、てきめんに夏に弱い人間です。
そして挨拶と何の関係もない話題を出す。
最近の楽しみは、目下日曜20時のドラマです。BSなんて高級品はない。ありがとうト○ネ。
源平にゆかりのある土地で生まれ育ったもので、何というか、張り合いがあって楽しい。
そして珍しいくらい源氏が輝いている・・・!
玉木氏の今後の美おっさんへの期待がストップ高。後半の、経年でちょっと肥えた+髭姿のコンボがたまらなかったです。(字面にすると変態臭がひどい)
こんな感じの勢いで、義朝本はいねがー!とミーハー気分全開で調べてみたら、そのものズバリがあった。
という話ですので、ご興味のある方は続きからどうぞ!
そして挨拶と何の関係もない話題を出す。
最近の楽しみは、目下日曜20時のドラマです。BSなんて高級品はない。ありがとうト○ネ。
源平にゆかりのある土地で生まれ育ったもので、何というか、張り合いがあって楽しい。
そして珍しいくらい源氏が輝いている・・・!
玉木氏の今後の美おっさんへの期待がストップ高。後半の、経年でちょっと肥えた+髭姿のコンボがたまらなかったです。(字面にすると変態臭がひどい)
こんな感じの勢いで、義朝本はいねがー!とミーハー気分全開で調べてみたら、そのものズバリがあった。
という話ですので、ご興味のある方は続きからどうぞ!
『源氏の流儀 - 源義朝伝』 高橋直樹:著/文春文庫
高橋先生きたああああああああああああ!!!
源平ものの旗手、ていうか中世(not戦国)もの全般の旗手きたあああああ!!!!!と大喜びで購入、早速読んでみたわけです。
で、どうだったかというと、途中まではあ、あれ・・・先生どうしたの・・・?というペース。
大河のイメージがちょこちょこついてきてしまう想像力のなさも手伝って、何となく物足りない印象がありました。
が。
高橋先生の真骨頂はやはり、『滅び』にあった。
人が死ぬ、繋がってきたものが絶える、何かが終わる、という題材を書かせたらこれでもか!というほど低淡かつ感傷的でたまらん!な作家さんでして、その魅力が遺憾なく発揮されています。
平治の乱の後半から、段々と追い詰められていく義朝。ここからが本番です。
絶望的な脱出行、落ち武者狩の恐怖、弱っていく息子達・・・この辺の描写が凄かったです。「逃げた」の一言で済むこのあたりを、一番の山に持ってくる緊迫感といったら・・・!!正直、朝長(次男)のシーンはかなり堪えた。
そしてラストシーンを飾る頼朝がまた、何ともいえない後味を残してくれます。
後の源氏の暗黒歴史(皆殺し的な意味で)を暗示するような描写は、先生の容赦ない鬱展開満載の鎌倉作品の愛読者としてはたまりませんでした!(笑顔)
高橋先生の作品はどれも大変オススメなのですが、そもそも題材に取られにくい(理由:だいたい鬱展開になる)鎌倉期をかなり意欲的に作品にされていまして、その実力と意欲に反した知名度に歯噛みして幾星霜。
今年は高橋先生クローズアップくるで!!・・・たぶん。
代表作”異形の寵児”(『鎌倉擾乱』/文春文庫に収録)はそれ単体で直木賞候補になったという逸品で、とにかく暗いけど面白くてオススメです!”源太の産衣”(『霊鬼頼朝』/文春文庫に収録)で、大好きな実朝が素晴らしくかっこよかったのもたまらんかったです(個人的な理由)
もちろん、あまり数はありませんが、戦国ものも高い評価を得ておられます。『戦国繚乱』(文春文庫)に収められている短編は、全編これすべて名作です。(断言)
特に、現状で比較的入手しやすい大友ってこれだけなんじゃ・・・?と思われる「大友二階崩れの変」は必読。宗麟の超絶不安定メンタルの原因を、ダイレクトに理解できる短編です。
そして為政者はただのヒーローではないことを完膚なきまでに再確認させられます。戦国時代に生まれなくて本当に良かった・・・そーりん!そーりん!とか茶化せる時代の有難さよ(だとしてもその茶化しかたはどうか)
ただどうも、思い入れありすぎる人物を書かれると、思い入れが暴走するのを制御しているのか何なのか、短編ほどの面白さがなくなってしまうように感じられるという。そんなところも好きなんですが。
鹿介のこと、たぶんものすごい好きなんだろうなって思うんですが・・・どうしてだろうか・・・(煩悶)
文芸雑誌等でコンスタントに読みきりを発表していらしたりもするので、もしお目に入った際にはぜひ!大体鬱エンドだけど!(・・・)
高橋先生きたああああああああああああ!!!
源平ものの旗手、ていうか中世(not戦国)もの全般の旗手きたあああああ!!!!!と大喜びで購入、早速読んでみたわけです。
で、どうだったかというと、途中まではあ、あれ・・・先生どうしたの・・・?というペース。
大河のイメージがちょこちょこついてきてしまう想像力のなさも手伝って、何となく物足りない印象がありました。
が。
高橋先生の真骨頂はやはり、『滅び』にあった。
人が死ぬ、繋がってきたものが絶える、何かが終わる、という題材を書かせたらこれでもか!というほど低淡かつ感傷的でたまらん!な作家さんでして、その魅力が遺憾なく発揮されています。
平治の乱の後半から、段々と追い詰められていく義朝。ここからが本番です。
絶望的な脱出行、落ち武者狩の恐怖、弱っていく息子達・・・この辺の描写が凄かったです。「逃げた」の一言で済むこのあたりを、一番の山に持ってくる緊迫感といったら・・・!!正直、朝長(次男)のシーンはかなり堪えた。
そしてラストシーンを飾る頼朝がまた、何ともいえない後味を残してくれます。
後の源氏の暗黒歴史(皆殺し的な意味で)を暗示するような描写は、先生の容赦ない鬱展開満載の鎌倉作品の愛読者としてはたまりませんでした!(笑顔)
高橋先生の作品はどれも大変オススメなのですが、そもそも題材に取られにくい(理由:だいたい鬱展開になる)鎌倉期をかなり意欲的に作品にされていまして、その実力と意欲に反した知名度に歯噛みして幾星霜。
今年は高橋先生クローズアップくるで!!・・・たぶん。
代表作”異形の寵児”(『鎌倉擾乱』/文春文庫に収録)はそれ単体で直木賞候補になったという逸品で、とにかく暗いけど面白くてオススメです!”源太の産衣”(『霊鬼頼朝』/文春文庫に収録)で、大好きな実朝が素晴らしくかっこよかったのもたまらんかったです(個人的な理由)
もちろん、あまり数はありませんが、戦国ものも高い評価を得ておられます。『戦国繚乱』(文春文庫)に収められている短編は、全編これすべて名作です。(断言)
特に、現状で比較的入手しやすい大友ってこれだけなんじゃ・・・?と思われる「大友二階崩れの変」は必読。宗麟の超絶不安定メンタルの原因を、ダイレクトに理解できる短編です。
そして為政者はただのヒーローではないことを完膚なきまでに再確認させられます。戦国時代に生まれなくて本当に良かった・・・そーりん!そーりん!とか茶化せる時代の有難さよ(だとしてもその茶化しかたはどうか)
ただどうも、思い入れありすぎる人物を書かれると、思い入れが暴走するのを制御しているのか何なのか、短編ほどの面白さがなくなってしまうように感じられるという。そんなところも好きなんですが。
鹿介のこと、たぶんものすごい好きなんだろうなって思うんですが・・・どうしてだろうか・・・(煩悶)
文芸雑誌等でコンスタントに読みきりを発表していらしたりもするので、もしお目に入った際にはぜひ!大体鬱エンドだけど!(・・・)
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